JOYニュース

ひとり親家庭を守る

僕、半年ほど前に「サウンドフリージョイ『レッスンギフト 』」というプロジェクトを立ち上げたんです。
 
知らない方の為に御説明させていただくと……3000円で、レッスンを受けることが困難な子供にレッスンを贈るプロジェクトです。
 
 
この「「サウンドフリージョイ『レッスンギフト 』」は、いわゆるリターンが無いんです。
しいていえば、「あなたの支援金は○○の子供のレッスンに使いました」という写真付きの活動報告ぐらい。
混じりっ気無しの支援プロジェクトです。
 
 
 
もうちょっとだけ踏み込んだ話をさせてください。
 
 
「貧困」にも色々種類があって、一般的には「絶対的貧困」と「相対的貧困」があると言われています。
 
「絶対的貧困」というのは、もう「生活していけねぇよ」という状態ですね。
一方、「相対的貧困」というのは、その言葉通り、その国の平均の生活水準を下回っている状態を指します。
 
日本は、相対的貧困率が高い国だと言われていて、「絶対的貧困国と違って、死にゃしないんだから、いいじゃん」と思うかもしれませんが、そんな簡単な話じゃなくて、これ、どっちも辛いんです。
 
 
変な話ですが…フィリピンに「ハッピーランド」と呼ばれている場所があって、ここではゴミ山の中で皆暮らしているのですが、ここで暮らす子供達って、日本の子供達よりも、ずっとずっと明るいんです。
 
貧しい世界しか知らないから貧しさを知らない。
 
つまり、貧しさって「感覚値」でもあって、人と比べた時に、目立ってくるものでもある。
 
 
 
日本の「ひとり親世帯」の貧困率って、メチャクチャ高くて、たしか50%ぐらいあるんです。
これ、裏を返すと、残り50%は「貧困じゃない」ということじゃないですか。
 
つまり、「お隣さんは食っていけているけど、うちは食っていけない」ということが起きている。
これは、やっぱりツライです。
 
 
 
そんな中、僕は昔の田舎の集落のような世界観が結構好きで、たとえば僕の地元では、母ちゃんが仕事か何かに行く時に、友達のオバちゃんが、僕を預かってくれたんです。
「子供を一人見るのも、二人見るのも一緒やから」みたいなノリで。
 
それとか、「肉じゃが作りすぎたんで、よかったら、どうぞ」みたいなのが、本当にあった。
 
僅かではありますが、皆、富を施しあって、乗り切っていたんですね。
 
 
貧富の格差が広がってきている今、なんとなく、あっちのノリに向かわないとツライなぁと思っています。
 
子供一人を一人の親が育てるのは難しすぎると思っていて、そこに「お前が産んだんだから、お前が一人で育てろや」みたいな自己責任論を持ち込む世界を僕は望みません。
 
親が自分で言う分にはいいですが、まわりは「今日、一日ぐらいなら面倒見るで」と言ってあげて欲しい。
 
「一人の子供を地域で育てる」みたいな感じに持っていけるといいなぁと思っていて、たとえば子供に買い与える絵本は、買える人が買って「どうぞ」と、いう風になればいいなぁと思っています。
 
 
 
その為には、助けてもらうことが恥ずかしいことになってはいけないし、
もっともっとカジュアルにSOSが出せるようになった方がいいし、
ボランティアをしたことがある人ならわかると思うのですが、ボランティア活動なんかをしていると、実は「ボランティアをさせてもらっている」という気持ちになることが本当に多くで、なんか、帰り際に「ありがとうございます」とか言っちゃってるんですよね。つまり、与えている側が受け取っていることが意外と多い。
 
そういうことが一人でも多くの人に伝わればいいなぁと思って、『レッスンギフト』という活動を続けています。
 
 
 
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